治療の流れ・使用する道具
鍼灸治療の流れ
治療時間
治療時間は患者さんの体の状態によって異なりますが、初診の患者さんは問診や東洋医学的な検査をさせていただくため約40分、再診の患者さんは20分から30分ほどかかります。治療期間
治療の目安としては急性、痛みの強い患者さんはなるべく時間をあけないように治療すると症状が早く改善します。病が慢性の患者さんは一週間に1、2回通院される方が多いです。 健康維持や病気の予防で鍼灸治療をお望みの方は月に1,2回治療させていただきます。治療後の体の反応
治療後一時的にいろいろな症状が出てきてかえって悪化したように思われることがありますが、これを東洋医学では瞑眩(めんげん)反応と 言いむしろ効果の現れる証(あかし)とされていますので心配はいりません。また鍼をしたところに重だるく感じるような感覚が残ることがありますが、 この感覚は鍼の響きの一種です。通常、響きはすぐに消えますが、まれに数日間残ることがあります。その他にも体がポカポカと暖かくなる、眠くなる、 気怠さが生じるなどの反応が生じますが、どれも問題はありません。使用する道具
@鍼 鍼は使い捨てのディスポーザブル鍼を使用します。 患者さんの病気の種類や状態、体格、刺す部位によって鍼の長さや太さ、 種類を選び使い分けます。刺さずに触れるだけの鍼もあります。 |
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A灸 体に寒邪とよばれる冷えが入っている場合など、灸治療が必要だと 考えた場合には、皮膚の上に直接モグサをひねったものである『がいしゅ』 を立てて線香で火をつけて焼ききる知熱灸(お米くらいの大きさなのでチクッと するくらい)や、刺した鍼の柄の部分に丸めたモグサをつけて燃やす灸頭針 (これはポカポカして気持ちがいい)などを使用します。 |